BRM924近畿600茨木、35時間50分くらいで完走しました。
全体的にみると、600ブルべなのできついのは当然ですが、6月の米原600よりはきつくないブルべでした。例えば米原600の時には2日目の昼間に気温が上がってきたときに睡魔に襲わてどうしようもなくなってバス停で仮眠しましたが今回は大丈夫でした。
深夜に温見峠を登ったのは大変でしたが、温見峠自体もラスト10キロくらいまではそれほど傾斜もきつくなくて助かりました。温見峠の下り、岐阜側には洗い越しが5か所くらいあり、3つ目の洗い越しは滝行ができるくらいの水量があってビビりましたが無事に走ることができました。
コース的にはPC2の長島PAまでは交通量の多い道を避け、側道があればそっちを走行するというコースになっていてとても走りやすかったですが、PC2長島PA以降は交通量が多くストレスが溜まって疲れました。特に亀山から伊賀上野までの間のグリーンロードと青山峠登り、および伊賀上野からの163号線は道幅も狭く非常にストレスが溜まる道でした。
またゴールの茨木へのアプローチはどうしても都市部を走らざるを得ず、ちょうど夕方の交通量が多い時間帯の走行となったこともあったと思うのですが、各所で渋滞気味で非常に走りづらく歩道走行も織り交ぜながら慎重にゴール地点に向かうことになりました。
PC2長島PA以降はできればもう少し走りやすい道を選択できたらと思いました。
さて今回の600ブルべでは、いくつかの機材を更新。
チェーンの交換に伴ってチェーンリング・スプロケットも交換
前回のブルべ米原600時にはチェーン交換して走ったのですが、どうもその後ペダルを踏みこんだりダンシング時に歯飛びが発生。そのためチェーンだけでなくチェーンリングとスプロケットも交換。おそらく長らくチェーンを交換していなかったのでチェーンの伸びと摩耗によってチェーンリングとスプロケットも摩耗してしまったのだろうと思います。その後は歯飛びは発生しないようになり。ペダルからのパワーの伝達もよくなった感じで何よりです。
タイヤを25Cに変更
今まで23Cのタイヤを使っていたのですが、遅ればせながらよくやく25Cに変更。8月くらいから25Cに変更して毎週末に走ってました。個人的な感覚としては、23Cより漕ぎ出しがもっさりとした感があるのですが、下りの安定性と衝撃が緩和されるメリットは確かに感じられました。25Cの方が太いはずなので23Cの方が走りやすいだろうと思っていましたが、タイヤの形状を見ると23Cより尖った形状をしているので、接触面積の点でもそれほど不利にはなっていないからでしょうか?結構走りやすいと思いました。今後は25Cを使っていく予定です。
グローブ内にスポンジパフ(チコリンパフ)は有効に機能した
前回の600でもグローブ内にスポンジパフ(いわゆるチコリンパフ)をいれて走行。前回はこれがあまり機能せず終盤で手のひらが非常に痛くなってしまって大変でした。この方法では600km以上のブルべへの対応は無理かとも思ったのですが、その後の週末ライドで色々とスポンジパフの設置位置を試してみたところ、掌のくぼんだ所(母指球と小指球の間)に意識して設置(時間が経つとずれてくる場合もある)することで有効に機能することを確認。今回の600でも使ってみました。
結果、タイヤを23Cから25Cに変更したのでハンドルに伝わってくる振動自体が軽減されているのも効いているとは思いますが、前回のような痛みは発生せず結構快適でした。
Primavera Shortyにサドルを交換
交換したのはイギリスから購入したPrimavera Shorty。
今まで使っていたのはセライタリアのMax Flite Gelflow Racing。こちらも長く使っていたので既にクッションが効かなくなってきてる感じで思い切って交換しました。
今まで使ってきたMax Flite Gelflow Racingはクッションで衝撃を吸収するタイプなのに対して今回のPrimavera Shortyは全体的にしなることで衝撃を吸収するタイプのようです。特に左右の骨盤をうまく使って漕ぐことができればよい感じにしなってお尻へのダメージが少なくなる感があります。
交換したのが今回のブルべの2週間くらい前なので、まだ完ぺきにポジションを出すことができてない状態で600ブルべへの投入になり、結果的に左側のお尻だけ皮がむけちゃいました。右側はいつもと同じく黒く痣のようになっただけ。1週間くらいすると黒い部分の皮がむけて元に戻る感じ。
Primavera Shorty、全体的には良い感じなので、ペダリングの改善と共にもう少しポジションを調整して長距離での使用を模索していきたいところ。
手作りホイールがニップル割れ→修理して走行した件
今回の大きなトラブルはリアの手作りホイールがニップル割れで酷い振れが出てしまい途中で修理したこと。
おそらく原因は輪行。輪行の際に駅の階段などを登っていく際にスポークに横方向の力が加わって、ニップルがひび割れのような状態になったのだと思います。輪行で茨木駅に到着して駅で組み立てて走り出した時、リアタイヤが1回転する度に結構大きなチャカチャカという音がすることには気づいていました。今思えばこの時点ですでにニップルのひび割れが相当進行していたのだと思います。
スタート後は走行自体には問題なくて、FC2の福井県海浜自然センター手前で後ろを走行していた方にリアの振れを指摘されるまではチャカチャカ音はするけどそれほど気にせず走ってました。FC2で停車して写真を撮ってから、リアを空転させてみて初めてこれは尋常ではない振れだなと認識し、その後の道の駅三方五胡で修理した次第。
ツール缶には数個のニップルを入れてあり、これを使ってニップル交換することにしました。ただニップルはあったのですが実はニップル回しを持ってくるのを忘れてました。しょうがないので、途中まではリムの裏側からねじ回しで、最終的にはタイヤに何か刺さった時につかおうと思って入れておいた小型のラジオペンチを使ってニップルを締めていきました。ある程度締めて一度リアをセットして空転させてみると先ほどのようなひどい振れは収まった感じで何よりでした。リムテープ、チューブ、タイヤをセットして修理終了。30分くらいかかりました。
リアは今時珍しい(と思われる)32本のスポークのホイールなのですが、ニップル割れしてスポークが宙ぶらりんになってしまうと、たとえ1本でもやっぱりひどい振れがでるのだなと実感。この時は周囲のスポークを締めてバランスを取るのも難しそうな感じでした。でも逆に考えると32本もスポークがあるのでニップルが割れても走行自体はできていたと言えるのかも。
ニップル割れのような予期せぬトラブルでも修理ができるのは手作りホイールの利点。完組ホイールではしニップル割れが発生したら走行不能と思います。まあ完組だとそのようなトラブルはまず起きないとも言えるとは思いますが。
このようなトラブルを避けるためには日ごろのメインテナンスが重要なのは言うまでもありませんが、今回のニップル割れ対応で経験値が少々上がったような気がします。
今回も胃は大丈夫だった
5月の400キロブルべ盛大に胃がやられて、その後の6月のブルべは、今まででも最強クラスにきつかったにも関わらず胃は大丈夫でした。
今回も前回の経験を基に主に補給の際に以下のような対策をしました。
補給のたびにトップバリューのアミノサプリ(顆粒)を摂取
前回の600でも摂取したトップバリューのアミノサプリ(顆粒)が残っていたので今回も持参して摂取。大体50km毎くらいに補給していたいので結構な過剰摂取をしました。このトップバリューのアミノサプリ(顆粒)、大変申し訳ないのですがあまりおいしくない。でも前回と今回胃が悪くならなかったのはこれが良かったのかも。
補給のたびに塩飴を摂取
こちらも前回の600と同じ。個人的には塩飴は良かったのではと思います。時々ちょっと調子が悪くなりかけかなと思うときに塩飴をなめると何となく気分が晴れた感がありました。
補給のたびに飲むヨーグルトやカルピス系を摂取
前回は常に飲むヨーグルトを摂取するように心がけましたが、今回は半分くらいはカルピス系を取り入れてみました。
仮眠前にパンシロンを摂取
これも前回と同じ。仮眠の前に、胃の調子は悪くなかったのですがパンシロンを飲んでおきました。それが良かったかどうかよくわかりませんが、仮眠後の最初のコンビニで結構な空腹感があり、朝飯として弁当をむしゃむしゃ食べました。
以上どれが決定打になっているのかまだわかりませんが、今回も胃が大丈夫だったのは何よりでした。
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