BRM924近畿600km茨木 夢はでっかく琵琶湖一周:実走編:深夜の温見峠越え

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BRM924 近畿600茨木に参加しました。その実走編です。

今年はもう1つくらい600を走りたいと9月の2回目の3連休の2日目からスタートする茨木発着の600ブルべに参加してみました。

まずは自転車ログ。

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輪行して茨木駅へ

3連休の初日は台風がやってきたりして雨模様でしたが、運よく連休2日目の当日朝までには雨も上がりました。4時に自宅を出て最寄り駅まで自走。駅前で輪行し始発電車に乗り込んで茨木まで。茨木に着いたのは5時50分くらい。茨木駅で自転車を組み立てて、まずは駅前の松屋に寄ってエネルギー補給です。

エネルギー補給も終了してスタート地点へ。この時なんだかリアホイールが回転するたびにチャカチャカ音がするなと思っていたのですが、このリアは自分で作った手組ホイールで、実際そのような音がすることも時々あるのでこの時はそれほど気にせず。でも今考えるといつもより少し大きめのチャカチャカ音でした。

スタート地点に到着すると15人くらいの方々がすでに集まっていました。ほどなくしてブリーフィング開始。ブリーフィングでは枝葉が散乱する五波峠についてや、小浜に工事中の橋があること、深夜に温見峠を走る人たちのために休憩所を設置する?など。そしてスタートです。

スタートからFC2まで

今回のスタート地点の茨木駅周辺は走ったことが無かったのですが、往路のルートは早朝ということもあってそれほど車も多くなくて結構快適に走れました。ほどなくして次第に山がちの道に。そうすると車も少なくなって快調に走れるようになって何より。途中採石場のような砂っぽい道を越えて下って行って亀岡の町へ。亀岡からしばらくは平坦な道を通って八木駅前を右折。しばらく走って美山の茅葺の里でFC1。

再スタートして五波峠を登っていきます。五波峠では少々雨も降ってきたのでピークを過ぎたあとも慎重に下って小浜の町へ。

小浜の町で昼飯にしようと思って予定してた店まで行ってみると臨時休業。しょうがないので先に進みます。相変わらずリアホイールが1回転するたびにチャカチャカ音がしてます。FC2の福井海浜自然センターにもう少しのところで、後ろを走っていた方から「リアホイールに振れが出てる」とのご指摘。前述したようにリアは手作りのホイールで、この時はいつものことと思っていましたので、実際完ぺきに振れを取ることができておらず、少々振れがでていると説明。

そしてFC2の福井海浜自然センターで停車。モニュメントの写真を撮ってリアを空転させて振れをチェックしてみると、思っていたのよりはるかに酷い振れ。これは何かトラブルだなと直感しました。走行はできるのですが、このまま使用し続けると例えば荷重がかかる下りなどで何か起きてちょっと危険かと判断し、少し先にあった道の駅三方五胡で停車。

ニップル割れを修理してPC1へ

取りあえずはトイレを済ませて改めてリアホイールをチェック。スポークを握ってスポークの張りを調べていくと、なんと1か所ニップル割れでスポークが宙ぶらりんになっていました。今時珍しい32本のスポークのホイールでもスポーク1本が宙ぶらりん状態だとかなりの振れが出ることを実感。さあどうしようかと少し考え、ツール缶に予備のニップルを数個入れていたのを思い出し、取りあえずニップルを交換してみることに。

タイヤを外しチューブも外しリムテープも外して割れたニップルを交換。交換すると少々の振れはありますが前よりは明らかに良くなった感じでなにより。これでまあ安心して走れそう。交換には30分くらいかかりました。

トイレで手を洗ってひと段落。さて、食べ損じている昼飯の代わりに何かないかと売店にてパンを2つ購入。外の自販機で缶コーヒーで昼食です。そして再出発。

敦賀の町を抜けると後はひたすら海岸線を北上。途中からしおかぜラインに入って向かい風のしおかぜと闘いながらひたすら北上。もう少しで海岸線とおさらばかというところで日没。

日本海に沈む夕日がきれいでした。

内陸に入ってようやくPC1ファミリーマート川尻店に到着です。ここでは夕飯のような感じでカップラーメンなどを摂取。

深夜の温見峠越えへ

再出発してまずは福井の町を目指します。福井の町に入ってQシートに「川沿いの歩道を進む」と書いてある自転車道路か歩道かよくわからない所を通って訳が分からなくなりつつも福井の町を通過。越前大野へ向かいます。

越前大野ではお城を過ぎたところでミスコースしつつ、越前大野の町を抜けてローソン大野春日店に到着。ここが温見峠に向けての最後のコンビニです。時間は22時頃。もう少し早めにここまで来たかったのですが途中ニップル割れなどあったのでまあしょうがなし。ここまできてしまうともはや深夜の温見峠越えに進まざるを得ないので走り出します。

結構寒くて走り出して合羽を着こんでみたら次第に登りになると暑くなりすぎたりして合羽を脱いでリアバックにしまったり、余計な時間を使います。もしかして深層心理的には深夜の温見峠にはいきたくないと思っていたのかも。温見峠に進むにつれて次第に人家がなくなり街灯もなくなり、周りに誰もいない久しぶりの真っ暗な峠越えで心細くなってきます。たまに「お、あれは街灯か?」と思って近づいてみると単なる反射板だったり。反射板って結構明るいというのを再認識しました。

最後のトンネルを過ぎてしばらく進むとそれまであった中央線が消えて1本道になってさらに心細い。中央線はそれもまでそれ頼りに道を外れないように走行していたので、いざ無くなってしまうと本当に道から外れそうで慎重に進みます。そのうち平坦な橋部分とそこまでのコンクリ舗装や石畳みたいなの急坂が連続する謎の区間が出現し、しかも真っ暗闇で先が見えない急坂でそのような状況を耐えるだけの精神力がなくたまらず押して登ることに。まあ昼間で明るく見通しが良い時に登れるかと言われたら、脚力的にはなはだ疑問ではありますが。その区間を押して登って何とかやり過ごしてようやく温見峠頂上に到着。到着したのは日曜日の深夜1時くらいでした。

頂上に到着して写真を撮っているとスタッフの車が停車していてスタッフの方がハッチバックドアを上げて青シートをかけて車後部を緊急の避難所として準備しているところでした。お言葉に甘えてブルーシートの中に入ってコーヒーをもらいます。温見峠頂上、かなり気温が下がっていてブルーシートで風が遮られるだけでもかなり暖かかったです。

スタッフの方と話してみると7時くらいまではここに待機しているとのこと、ご苦労様です、とお礼を言って、未だ眠気は来ていないので岐阜県側に下っていくことに。合羽を着て下っていきますがさすがに寒い。寒くて寒くて時々体の防御反応の一種の止めることができない震えが襲ってきます。震えがくると体があったまるんだなという久々の経験ををしつつ下っていきます。下って行って民家の明かりが見えたときには正直うれしかった。

寒さに耐えながらさらに下って行って、途中でコースを逸れて最初の鉄道駅樽見駅へ。そこで仮眠です。

樽見駅の木のベンチに横たわって、寒さで2~3回震えが襲ってきたなと思ったら携帯電話の目覚ましアラームが鳴って1時間があっと言う間に経ってました。

仮眠後にPC2長島PAへ向かう

起き上がってトイレで歯磨きさせてもらってリフレッシュしてから出発。しばらく走って久しぶりのコンビニ、ファミリーマート 本巣木知原店に到着。ここでは弁当を買って朝ご飯に。

空も次第に白みかけてきたのでここからは防寒用の合羽を脱いで再出発。コンビニを出てすぐを右折して後は川沿いをひたすら走行。

途中で夜明け。この川沿いの道は早朝の風が無い涼しい時間帯に走りたかったので先を急ぎます。

そしてPC2湾岸長島PAに着。

ここではパンなどで少々補給。レジのお姉さんからどうして自転車がたくさん来るのか?と聞かれました。パンを食べて油切れでシャリシャリ音がしていたチェーンに注油して再出発。

交通量が多い道をゴールへ向かう

その後四日市を抜けるまでは車が多くとても走りづらい。特にトラックなどの大型車が多く気を使います。

四日市を抜けると亀山までは川沿いの道になってよい感じでした。

しかし亀山からはグリーンロード、青山峠を越えて伊賀上野まで行かねばならず、それほど広くない道幅の道を車がバンバン飛ばしていく中を走行。特にグリーンロードはアップダウンが酷くて自転車にはつらい道で、自転車が走っていると車にも自転車にもお互いにストレスが溜まります。我慢に我慢を重ねてPC3着。

PC3でお会いした参加者の方、その後しばらくほぼ同じスピードで抜きつ抜かれつで走ったのですが、GPSを持たずサイコン+Qシートで走っているとのこと。古き良きブルべスタイルで感心しました。

PC3からの青山峠も、狭い道で自転車をなかなか抜けない車からストレスを受けつつ、その後の伊賀コリドールロードは車が少なく快適ですがアップダウンはかなりきつい。

そしてようやく伊賀上野に到着しても、伊賀上野から抜け出るのが163号線。日ごろ63号線はめったに走らないのですが、この道も道幅狭くて車は多くまたまストレスを溜めながら走行。一度後ろの車からクラクションをプッと鳴らされ、こっちも非常に気を使いながらなるべく路肩のはじっこを走っているのですが、ああいう時ってどうしたらよいのでしょう?

163号線を抜けて数回上り下りを繰り返し、茨木駅近くになると渋滞につかまり、歩道走行も織り交ぜながらようやくゴールしました。到着時間は18時47分。走行時間は35時間47分でした。

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