RM811近畿1300km別府 -Japanesque-:2日目9時で開催中止。2つ目の台風は避けきれなかった:実走編:その1:別府移動の0日目から機材トラブル多発で疲労困憊のPC1まで

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RM811近畿1300別府に参加しました。2つの台風に翻弄されて結局2日目の9時に中止判断が出ましが、14時頃まで気が付かずにそのまま走行。気づいた時の一番近くてなるべく大きな街の宮崎へコースを外れて走行。運よく空いてた宮崎駅前の東横インに宿泊し、3日目の朝、新幹線で帰宅。午後17時頃無事に帰宅しました。

今回はコースの厳しさもさることながら数々の機材トラブルが発生。その対応に苦労させられました。その1日目です。

まずは自転車ログ。

(GPSトラブルでログ直線区間多発)

0日目:新幹線で別府に向かう

今回は新幹線で別府に向かうことにしました。移動日は8月10日。一個目の台風(台風6号)がちょうど九州の西の海上を北上中。九州上陸は避けられて小倉までの新幹線は定刻より少々遅れて到着するくらいだったのですが、小倉から別府まで予約したソニックは運行中止になってました。小倉到着の時間からから約2時間後にソニックの運行が再開するという状況で、取りあえずソニックが発車予定のホームに輪行袋に入れた自転車と共に降りてみるとホームは既に長蛇の列。このような状態だと輪行袋に詰めた自転車を持ち込むことはとても不可能。

どうしようかと思案してると、別府方面に向かう普通列車であれば20分後くらいに発車するとのアナウンス。でもこの普通列車は中津まで。小倉で待っていてもしょうがないのでとりあえず行けるところまで行こうと、中津行の普通列車に乗り込みました。

普通列車内はそれほど来んでなく一安心。中津までは順調で約1時間で到着しました。

中津到着後すぐに運航再開した最初のソニックが到着するはずでしたが、中津駅のアナウンスで到着が遅れるとのこと。最初は15分遅れというアナウンスがありましたが、その後20分、30分と遅れる時間が伸びていきました。

中津駅のホームの待合室で45分くらい待ってようやく到着したソニックに乗り込もうかと自由席のドア前に並んでソニックの中をのぞいてい見ると激混み。自転車を入れるスペースは絶対にないと一目見てわかるような状況。しょうがないので、30分くらい待って次のソニックに乗り込もうとすると状況は先ほどとほぼ同じ。それどころかソニック内の激混みで気分が悪くなった方がいらっしゃって中津駅で車椅子にのせられて駅員に運び出される始末。

3本目のソニックには乗れるだろうとホームで待機し、ようやく来たソニックに乗り込もうとすると、おそらく同じくRM別府1300に参加すると思われる輪行している方が既にドア付近に乗り込んでおられて、もう一台自転車入れるのは無理、というアイコンタクトを送ってきたので、乗るのを諦めました。

これはまずいことになったと改めて考え、中津駅の緑の窓口に行って指定席が空いてるか聞いてみると、運よくあるとのこと。ついでに特急で予約して普通列車でここまで来た分の清算もしてもらって、新たに中津から別府まで指定を取り直して4本目のソニックに乗ってようやく別府へ到着。到着時間は17時頃。当初の予定より4時間以上遅れての別府到着となりました。

その後は予約していたホテルにチェックインして駅の食堂で夕飯。

駅前の商店でビールとつまみを買って早めに就寝。

1日目:宿泊ホテルからスタートまで

当日は6時頃に起床。なるべくしっかりと食べておくことにしてバイキング形式の朝食を多めに食べておきます。チェックアウトしてホテルの前で輪行解除。自転車を組み立てていると同じホテルに泊まっていた参加者の方も自転車を組み立てはじめました。その方はこちらの方に実家があるとのこと。台風が心配ですね~などとお話し。その方曰く、台風の進路によっては四国に入る前に判断しないと、とのこと。この時はこの話が現実になるとはちっとも思ってもいませんでした。

組み立ててスタート地点へ向かいます。途中のファミマで新幹線で着ていた服や履いていた靴などを自宅に送ろうと思っていましたが、何かの施設の中にあるタイプらしく開店してませんでした。しょうがないのでスタートチェックに指定されてたセブンに向かいます。

セブンではRM1300参加者の方々が大勢集まっていました。まずは荷物を宅急便で送ります。荷物を送って一息ついてあたりを見回すと、主催者のKさんもいらっしゃたので、有人チェックは行いわないのですか?と聞いてみると、既にメールなどで連絡したようにセルフチェックで実施する、とのことだったので、その場でセルフチェックフォームに書き込んで参加申込書などをアップ。

しばらくすると、参加者でセブンが混んできたのか、もう一つのスタートチェックに指定されていたローソンに移動するとのことだったのでそちらへ。

ローソンに到着して補給用の羊羹などを購入してると、セルフチェック用には自転車と本人が一緒に写った写真が必要とのことだったので、参加者の方に写真を撮ってもらったりしていたらスタート時間。五月雨式に出発です。

1日目:スタートからPC1まで

スタートして別府の街を走っていくとすぐに登り。別府は何回か来たことあるので坂の街であることは覚悟していたのですが、いきなりの登りで思っていた以上にきつい。皆さんに抜かれながら湯布院まで登って、その後の下りで一息つきます。湯布院の街中は車が多く所々で渋滞が発生してたので慎重に走行です。そして湯布院の街を過ぎて最初のフォトチェックポイントに到着です。

26km地点の道の駅湯布院。到着時刻は10時30分頃。

再スタートして道の駅湯布院の駐車場をそのまま走ればコースに復帰と思いましたが、Qシート通りに湯布院ICの交差点を左折してコースに復帰。そのまま進みます。

このころになると日差しが次第に強くなりかなり暑い。今回のRMで恐れていた暑さとの闘いが始まりました。まだまだ序の口なのですが、汗を垂らしながら登って行きます。今回のコースの登りは長くてなかなか終わりません。ただ登って行くにしたがって気温が下がっていくのには助かりました。我慢して登って本日午前中の山場と考えていた牧野峠にようやく到着です。

到着時間は13時頃。予想以上に時間がかかったのでどうしようかと思いましたが、今後のことを考えてレストハウスでトイレと水分補給。このレストハウズ自販機はあるのですがゴミ箱が見当たりません。これは空のペットボトルは持ち帰れ方式か?と売店の方にゴミ箱のありかを聞いてみると、自販機で購入したものに関しては売店にて引き取ってくれるとのことで一安心。水とミネラル麦茶を購入して、水の方はボトルに、ミネラル麦茶はこの場で飲みます。飲んでると勢い余ってむせてしまい、予想以上に体に水分が足りなくなっていたのに改めて気が付きました。

少々休んで再出発。ここからは下りです。標高が高く気温が低いので下っていて気持ちが良いです。

7kmほど下って瀬の本レストハウス着。予定ではここで補給しようと考えていたので停車します。でも予定より遅れていたのと、ホテルの朝食バイキングで多めに食べてきたのが功を奏しているのか、それほど空腹感が無かったのででそのまま走ることにして再出発。

瀬の本レストハウスからも基本的に下り。それも直線的な道が多いので今までの分を取り返すべく下っていきます。

27キロほど下って古城郵便局の交差点を左折。ここで下りは一旦終わり。また暑さがぶり返してきました。箱石峠展望台に向かって徐々に登って行きます。途中新しい道に分岐する所がありコースから外れるところでしたが気が付いて復帰。暑くてたまらず57号線との交差点を過ぎて最初にあった自販機で補給のために停車します。ミネラル麦茶を補給。ボトルの方はまだ大丈夫。箱石峠展望台が近づくにつれて次第にきつい登りになりますが、必死に登ってピーク着。でも展望台っぽいものが無く、ピークを過ぎて少々下ってしまって引き返してコマ図表示機に表示されてるコマ図の写真と見比べてようやく2つ目のフォトチェックポイントを確認しました。

スタート時にファミマで買っていた羊羹を食べて少々休憩して再出発。

展望台から下ってきてコースに復帰するとまたもや登りで、それを越えたらようやく下りになりますが、下りきってからまた登り。箱石峠展望台から20km走ってようやくピークのトンネルに到着。トンネル越えて325号線に左折。高千穂へ向かって下っていきます。

左折してから20kmほど下って途中にあったヤマザキショップで補給。到着時間は16時15分。このヤマザキショップは弁当などが無かったのでおにぎりとパンを購入。外のベンチに腰掛けて食べます。また今回ミネラル補給用にに2RANも摂取。幸いここまで脚攣りは無かったのですが念のため。

ヤマザキショップを出てからも下りです。そしてようやく高千穂神社着。ここまでで148kmで到着時間は17時10分頃。

高千穂神社からはまた登りです。まずは津花峠を目標に登って行きます。峠に登る途中に自販機があったので停車。またもやミネラル麦茶を摂取。今回の別府1300ではミネラル麦茶を大量に摂取しました。ミネラル麦茶の効果か先ほどのヤマザキショップで摂取した2RANの効果か、幸いにもまだ脚攣りは無し。助かります。

津花峠をトンネルで越えて下っていくとGPSのeTrex30がの電源が突然落ちました。再起動すると無事に復帰するのですが、下りの途中で電源が突然落ちるとスピードが出てるのであっという間にミスコースする可能性があります。いつものようにM5StackTaughでコマ図を表示させているので、次のポイントを確認し、eTrex30の突然の電源落ちに備えながら走行しますが、日没が迫るにつれて、M5StackTaughのタッチ液晶の反応が極端に鈍くなってきました。M5StackTaughは、湿気が高くなり液晶画面に夜露がつくような感じなると、極端に反応が鈍くなってしまいます。何回も画面をスワイプしてようやく次の画面が表示されるようになってきてストレスが溜まります。

その後も上り下りを繰り返して進みますが、今度は天候が悪くなり雨が降ってきました。さらにeTrex30の電源落ちが頻繁に発生するようになってきてかなり困った状態。たまらず道の駅があったのでそこで小休止。トイレと再びミネラル麦茶で水分補給して再出発です。

再出発してもeTrex30の電源落ちが収まらないので、少し走ったところで停車。電池を入れ替えてみて再出発。これで収まってくれればと思いましたが駄目です。しょうがないので様子を見ながら走っていきます。コース的には218号に沿って下るコースだったのでとにかく道なりに進みます。雨もそれなりに降ってきてM5StackTaughの液晶は何回もスワップしても全然反応しなくなり、コマ図とサイコンの走行距離でコースチェックができなくなっていよいよ困ってきました。eTrexの電源が落ちるたびに停車してeTrexを再起動→GPS補足→地図表示→走行再開のステップを何回か繰り返して走らなくてはならず時間が浪費されて焦ります。また運悪くちょうどこのころ、雨が土砂降りになってきて気持ち的にも厳しい状態に。たまらず218号から左折する所にあったファミマ山都町店で小休止です。到着時間は19時40分ごろ。

パンなどを補給しながら雨対策で合羽の下だけ装着。でも既に下半身が結構濡れしまいました。今回のRM1300では、長時間ライドの尻の痛み対策でパット付きインナーパンツを履いており、ここまでの日中の暑さによる汗で少々蒸れ気味だったのが、突然の土砂降りで下半身が濡れることでさらに悪化してきたのがわかりました。ブルべでの下半身の蒸れはDNFに繋がる重大事態です。eTrexの電源落ちやM5StackTaughのタッチ液晶の不具合など、まずいことが重なって起きていたので配慮できませんでした。でも走らないわけにいかないので先を急ぎます。

218号線を左折してからは通潤橋の横を通る少々右左折が多い道になります。ミスコースしてはまずいと慎重に走りますが、eTrex30の電源落ちは相変わらず。なんだか前より頻繁に発生するようになってきて、そのうち再起動も何回も電源ボタンを押さないとできなくなくなり状況が悪化していきます。この頃は完全に日没。あたりは真っ暗です。コースミスしないように、再起動してGPS補足→地図表示するまで停車、を何回か繰り返しながら進んでいきます。道も相変わらずアップダウンが多く疲れます。

eTrex30の電源落ちですが、路面からの衝撃を受けるタイミングで電源が落ちることが多いことがわかってきました。M5StackTaughをステムキャップに付けるため、本来であればハンドルステムに取り付けるeTrex30取り付け用治具をステムの前の方に移動しなければならずゴムでステム上に土台を作って取り付けていました。これが原因で路面からの衝撃を変な風に拾ってしまい電源落ちが発生しているのかも?と考えました。その後も走行を続けて電源落ちが頻発するので、たまらず途中のファミリーマート熊本美里三和店で停車。時間は21時。先ほど停車したファミマ山都町店から約20キロの地点。ここでカッターを購入して、もはや雨で画面のスワイプができなくなっているコマ図表示機M5StackTaughを取り外して、eTrex30 を取り付けていたゴムの土台を分解。本来のステム上の位置に戻します。せっかく持ってきたコマ図表示機はここで単なる錘と化してしまい気が滅入りますが、GPSが動かないと走行できず、これで突然の電源落ちが直ってくれればと願いを込めて再出発です。

走行してしばらくは電源落ちも出ずこれで直ったか?と思いましたが、その後再び電源落ちが頻発するようになり落胆。しょうがないのでコースミスをしないように、電源が落ちたら再起動してGPS補足まで停車を繰り返しながら進みます。いくつかのアップダウンを繰り返してようやく3号線へ入ります。久々に平地の走行で、路面も良いのでスピードが上がります。球磨川に架かる橋を渡って、肥後高田駅へ向かってしばらく走ってあれ?と思って停車。PC1を通り過ぎていました。電源落ちが繰り返されたので、eTrex30に表示されていた走行距離が10kmほど少なかったので気が付きませんでした。

慌てて戻ってようやくPC1に到着です。到着時間は23時。

怒涛の展開の2日目はこちら。

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