RM811近畿1300km別府 -Japanesque-:2日目9時で開催中止。2つ目の台風は避けきれなかった:実走編:その2:PC1からえびの高原へ、14時に中止を知り宮崎駅から撤退まで

スポンサーリンク

RM811近畿1300別府に参加しました。2つの台風に翻弄されて結局2日目の9時に中止判断が出ましが、14時頃まで気が付かずにそのまま走行。気づいた時の一番近くてなるべく大きな街の宮崎へコースを外れて走行。運よく空いてた宮崎駅前の東横インに宿泊し、3日目の朝、新幹線で帰宅。午後17時頃無事に帰宅しました。その2日目、PC1から宮崎駅から撤退までです。

別府へ移動から1日目のPC1まではこちら。

2日目:PC1からPC2まで:睡魔に襲われつつ走る

PC1までで約240キロ走行。eTrex30の不具合や土砂降りでかなり疲れてましたが、予定より30分ほど遅れていたので少々焦り気味で、体は疲れているのにも関わらず、この先頑張れば取り戻せるのではと思い先を急ぐことにしました。雨は既にあがっていたので、ここまで履いていたレインパンツを脱いで再出発です。

再出発してしばらくは平地。平地はスピードが上がります。路面状況も良いのでeTrexの電源落ちも発生せず良い感じでしたが、かなり体が疲れており、途中のいくつかの峠を登って下ってを繰り返していると次第に眠気が襲ってくるようになってしまいました。どこかで横に慣れるところは無いか?と探しながら進みますが、なかなかそのような良い場所は見つかりません。

PC1から約40キロ先にあったセブン新水俣駅前店でたまらず休憩を入れます。ここではパンとオレンジジュースなどを補給。今回はトラブル続きなのですが、なぜか胃腸が快調なのは唯一良いところ。

再出発してからは峠越えです。徐々に登って行くのですが、この時点で体力的にかなり疲弊したようで、本格的な睡魔にも襲われるようになってしまい、この峠がかなりきつかった。途中何回か止まって疲労と睡魔と闘いつつ登って行きます。そしてようやくピークに。待望の下りに入りますが、睡魔が強烈でスピードを出すことができません。ふらふらしながらも必死に下って行っていると、後ろから参加者のかたが追い抜いて行きました。人間不思議なもので、誰かの後ろを追いかけているとそれまで出なかった元気が出てくるもの。しばらくは後ろを走らせてもらい距離を稼ぎます。ようやくPC2セブン伊佐大口目丸店に到着です。到着時間は4時半。

2日目:PC2からフォトチェックポイント4 道の駅霧島まで

PC2はPC1から約77キロを5時間半かかりましたので、平均時速は14km。PC2ではパンなどを補給してちょっと寝ようかと思い駐車場の角に移動しますが、結局寝れずに再出発。途中で寝れるところがあればと淡い期待と共に進みますが、そのような場所は無し。しょうがないので先を進みます。

この先も峠があります。眠気を我慢しながら登っていきます。ここの登りもきつかった。登って行く途中で夜が明けます。夜が明けると元気が出てくるのですが、今回はそれほど元気も出ず。ピークが近づくにつれて道が細くなっていきようやくピークに到着。

そして下っていくと、段差に突っ込み後輪がリム打ちパンク。しょうがないのでパンク修理。パンク修理と同時にハブダイナモ給電のリアライトの配線が抜けていたのでそちらも修正。その時にフレーム取り付けているベルが邪魔だったので一度取り外したりして結構時間を使いました。

そして再出発しますが、ベルの取り付けが甘かったのか、走行の振動でフレームから外れそうだったので再度停車して付け直し。走行中にベルが落下してどっかに行ってしまったりしたらブルべのレグレーションを満たせなくなるので慎重に取り付け直しますがさらに時間を浪費。

そしてようやく京町温泉に到着。コースから少し外れたところにセブンがあったので休憩です。時間は7時20分。PC2から約23kmを約3時間かかりました。平均時速は7.6kmほどまで下がりました。パンクなどで時間を浪費してます。

京町温泉から10kmほどのんびりとした道を走ったらえびの高原への登りです。

この登りは今回走ったコースの中で一番きつかった。ここまで寝ないで走り続けているのもあり、体も疲弊していてもはや休憩を入れながらでないととても登れない状態。何回休憩を入れたかわからないくらい、たぶん1km走行毎に止まって休憩してという感じだったと思います。たまらず途中の展望台にベンチがあったのでもうダメと休憩。ベンチで横になって寝ることにしました。標高がだいぶ上がってきていたので結構涼しいことに横になってみて気が付きました。30分ほど寝たかったのですが、展望台に車が結構来るのでそれほど寝れずに20分くら休んで再出発。

再出発してしばらくは体の熱が取れて快調。その後は再び強烈な登りに体が悲鳴を上げます。休憩を取りながら登るしか無し。

そしてようやくえびの高原のピークに到着。時間は10時35分。京町温泉のセブンからここまで約22キロを3時間ほどかかりましたので、平均時速が7.3㎞。先ほどよりさらに速度が落ちてますので、疲労が次第に蓄積してきていたのがわかります。

ともかくお土産店に入って水分補給です。この登りの時に気が付いたのですが、ハンドルに巻いていたバーテープがほどけてきてました。今までブルべではバーテープがほどけるなんて経験したことなかったのですが、よっぽど必死に登ってたのか?それほど今回のコースが厳しかったということでしょう。休憩しながらバーテープを直してさあ出発しようと思ったら、後輪に違和感。後輪がスローパンクしてました。

一気に気持ちがダウン。でもしょうがないので持ってきていたタイヤと交換。度重なる数々のトラブルで気持ちが落ち込んで、相方に厳しいコース+トラブル多発で予定通りの走行できずDNFの可能性もありとのメールを出したりしてました。あとで気が付くのですが、既にこの時点で台風7号の四国接近のために今回のRM1300は中止が決定済みだったのでした。

タイヤ交換とともにGPSの電池を、ここまではエネループ系のNi‐MHの充電池を使っていたのですが、PCで買っておいたアルカリ電池に交換。そして中止になっていることも知らずに再出発です。

20kmほど下ってフォトチェックポイント4の道の駅霧島に到着。到着時間は12時4分。

2日目:フォトチェックポイント4 道の駅霧島からファミリーマート高原店まで

えびの高原から道の駅霧島まで下ってきて既に暑くなってきました。二日目も暑くなりそうな感じでした。道の駅霧島では自販機で水分補給。ここでもミネラル麦茶を摂取。ミネラル麦茶、もう何本のんだかわかりません。

休憩した京町温泉のセブンから道の駅霧島まで約40キロを4時間40分ほどかかりましたので平均速度は8.4kmほど。えびの高原への登りはやはりつらかった。

再出発して再び上り直してからは下り。ここで気が付いたのですが、今まで悩まされていたeTrex30の電源落ちが発生しません。どうやらえびの高原でアルカリ電池に入れ替えたのが良かったようです。おそらく電池の形状の微妙な違いが電源落ちを防ぐ方向に働いているようでした。最大の懸案事項が解決できそうになってきてそれまで落ち込んでいた気持ちも上向きに。

コース的には下り基調で楽なのですが標高が下がってきてにつれて気温が上昇。結構な暑さになってきました。そして下ってきて最初のコンビニ、ファミマ高原インター前店で昼飯です。時間は13時25分です。道の駅霧島から約25km地点なのでこの区間は平均速度18.6km。下り基調なこともあり、ようやくスピードアップしてきました。

イートインにして体を冷やします。

2日目:14時頃、ようやくRM1300中止を知って撤退のため宮崎駅へ向かう

食べ終わって気持ちもだいぶ上向きになってきました。ここではかなり多めに昼飯を食べてチェーンに給油。今回機材トラブルは多発したのですが胃腸トラブルが無いのが幸いでした。ここまでで400キロ走っているのでチェーンに給油。400kmを約29時間かかってますのでペースとしては400kmブルべだったらDNFのタイムです。今回はコースの厳しさと睡眠管理のミス、機材トラブルで時間を浪費しました。

再度走り始めてやっぱり暑いので自販機で水分補給などしながら走りますが、暑さのため次第に眠気が襲ってくるようになってきました。途中に小さな公園があったのでベンチで寝れるか?と思って寄ってみますが、直射日光が当たっていてとても寝れません。あそこで寝たら干からびてしまうと思うほどこの日は暑かった。まあしょうがないとコースに復帰すると、ちょうど後ろからお二人の参加者の方に追いつかれました。その方に、「これからどうするの?」と突然聞かれて、GPSの調子も良いしチェーンに給油もしたので「四国渡りますよ!」と返事すると「なんで四国まで行くの?」と予期せぬ返事をもらいます。話の趣旨が見えず「関西から来たので四国渡って帰る方が都合が良い。」などと答えますがどうも話がかみ合わない。色々と話しているうちに「台風が四国に接近することになったので、別府1300は中止になった。」と聞かされました。九州はカンカン照りでしたので、四国に台風が迫っていることは全く忘れていてびっくりしました。

その方々は取りあえず宮崎までいくとのことで、しばらく後ろを走らせてもらい、自分の方はどうしようかと考えます。参加したブルべが途中で中止になるのは初めての経験で、咄嗟には考えがまとまりません。「お家に無事に帰るまでがブルべ」ですので、自分の力で今度は撤退戦を何とかしないとと気持ちを立て直します。取りあえずコース上の延岡を目指すことにして、お二人から先行することにしました。

お二人から離れ一人で走行しながら考えます。延岡まではこの時点からまだ80キロほどあります。台風が四国に接近見込みならば関西の天候も荒れることが予想されるので。なるべく早く帰った方が良いのは確か。でも既に午後3時頃。今日中に家までたどり着くのはおそらく無理で、そもそも体の方も休憩が必要な状況。ともかく今日はどこかでホテルに一泊して、明日の新幹線で帰るしかないとの結論に至ります。そうすると、これから延岡まで行くのは大変。この近くの大きな街となるとやはり宮崎市。ホテルを取るにしてもお盆の期間なので予約で埋まっている可能性もありますので、ホテルのキャパが大きいと考えられる宮崎市に進路変更することにしました。お盆期間で特大荷物席の予約が必要な新幹線輪行ができるのかどうか全く予想が付きませんでしたが、取りあえず宮崎駅を目指します。

今走行している10号線をそのまま走って途中でコースアウト。宮崎駅まではここから約10キロほどで。基本的に下り基調で道幅も広いですが少々車が多いので注意して走っていきます。とにかく10号線をまっすぐ進んで宮崎駅に到着。到着時間は16時頃でした。

2日目:宮崎駅でホテルを取り翌日輪行で帰宅

宮崎駅に到着すると輪行準備をしてる方が居ました。足首にはRM1300用のアンクルバンドをしていらっしゃたので参加者の方です。聞いてみると「今日予約していた延岡のホテルまで輪行する」とのこと。

まずは宮崎でホテル探しです。駅の観光案内所に行ってパンフレットをもらいホテルに電話。運よく最初に電話した駅前の東横インがシングル1室だけ空いているとのことで予約。本日の宿泊場所が決まってまずは一安心。次に明日の新幹線の予約です。みどりの窓口に行って宮崎を8時頃に出発するにちりん・ソニック・新幹線を予約。新幹線も運よく特大荷物席が空いていました。

本日のホテルと明日の移動の予約ができたので取り合ずはOK。まずは東横インに自走で向かいます。東横インに泊まることになるとは思いもしませんでしたので会員証を持ってきておらず。東横インのシステムで会員であることは確認できたのでWebアプリを入れて登録すれば会員価格になると聞いて試みますが、なぜか携帯でアクセスできず結局通常料金になったり、自転車は立体駐車場の入り口に置いてほしいと言われて、防犯上大丈夫か?と聞くと、あそこにカメラがあるから絶対大丈夫と言われたりしていろいろとありましたが無事にチェックイン。

部屋に入ってまずはシャワーを浴びて、四国に渡る前にどこかで着替えようとリアバックに入れておいたジャージ上下に着替えます。今まで着ていたたジャージ一式はロビーの横の洗濯機で洗濯。夕飯は宮崎名物を堪能しようというような元気も残っておらず、近くにあったドンキでやたら重量のあるのり弁当とビールを買って、ホテルの部屋で夕飯としました。ドンキののり弁当は結構なボリュームでご飯に乗ってるおかずがビールのつまみになり、その下のご飯を食べたら満腹で、なんだか幸せな気分になってその後は爆睡できて良かったです。

翌日はちゃんと起きれて東横インの朝飯をしっかり食べて宮崎駅から輪行。8時のにちりんに乗り込みます。その後、大分でソニックに、小倉からは新幹線に乗り換え、家にたどり着いたのは午後5時頃でした。宮崎って遠いのを改めて実感しました。

家にたどり着いた翌日からは台風の影響で新幹線ダイヤが大混乱。その意味では今回のブルべ撤退はうまくいったということでしょう。

コメント